報告書3種類ができました
総研いのちとくらし
掲載日2006年03月15 日
2005年度研究事業のまとめとして報告書を3種類作成しました。病院経営比較ワーキンググループ報告、2005年実施の海外視察(スペイン・ポルトガル、スウェーデン)報告の3種類です。ほぼ同時期に『いのちとくらし』14号も発行しています。
申込のお問い合わせは総研いのちとくらし事務局までお願いします。民医連関係者は(株)保健医療研究所へご連絡ください。
◎公私病院経営の分析―「小泉医療制度構造改革」に抗し、医療の公共性をまもるために―(ワーキンググループ報告書No.1、A4判73ページ、頒価1,000円)
日本の病院医療をめぐる問題について経営主体別に経営構造を比較分析し、医療の公共性を高める運動論、政策作りに寄与しようとするもの。
- 序論 問題意識とワーキンググループの目的(村口至)
- 第1章 設立形態ごとの病院間経営分析(根本守)
- 第2章 独立行政法人国立病院機構の分析(小林順一)
- 第3章 地方自治体病院の分析(根本守)
- 第4章 済生会(石塚秀雄)
- 第5章 その他の非営組織病院経営と、経営論点(坂根利幸)
- 第6章 民医連病院の分析(角瀬保雄)
- 第7章 医療の公共性をめぐって―民間医療機関の立場から(村口至)
◎全日本民医連・総研いのちとくらし共催「スウェーデン・福祉の国づくりを探るツアー」報告書(A4判72ページ、頒価500円)
2005年11月に行われた視察の報告書。医科、歯科それぞれの現状、医療介護セクターと労働組合の役割、医療供給者区分についての論文と翻訳、参加者感想。
- 序文(宮本太郎)
- スウェーデン・福祉の国づくりを探るツアーを実施して(長瀬文雄)
- 日程概要と報告(林泰則)
- 論文:スウェーデンの医療についての視察報告と考案(吉中丈志)
- 歯科医療政策の転換の意味するところは?(藤野健正)
- スウェーデンの医療介護セクターと労働組合(石塚秀雄)
- 感想:升田和比古、長崎修二、大高研道、石原廣二郎、上條泉、山本淑子ほか
- 翻訳:スウェーデンの福祉セクターの供給者の区分化と制度設計―1991-1994年。新しい道筋と古い依存性(Y.ストルイヤン)
◎いのちとくらし別冊No.02「スペイン・ポルトガルの非営利・協同取材」報告書(B5判96ページ、頒価500円)
2005年10月に行われた視察報告書。モンドラゴン協同組合の成功の鍵、最新データや幹部聞き取りの内容など。非営利セクター運営の病院、高齢者施設の訪問報告、参加者感想。
- 序文(角瀬保雄)
- Ⅰ.スペイン・MCC視察
- モンドラゴン協同組合企業 MCC(石塚秀雄)
- MCCの協同労働と連帯、その組織と会計(坂根利幸)
- エロスキ(坂根利幸)
- 労働金庫(CL)(根本守)
- MCCの事業の維持と拡大の財政面の支え労働人民金庫(大野茂廣)
- イケルラン(坂根利幸)
- まとめにかえて-MCCと非営利・協同(角瀬保雄)
- Ⅱ.ポルトガルの非営利・協同セクター
- ポルトガルの非営利・協同セクターと医療制度の特徴(石塚秀雄)
- 高齢者施設ミゼルコルデア(村口至)
- Ⅲ.感想(野村智夫、村上浩之、山内正人ほか)
- 日程概要
- あとがき(坂根利幸)