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2022年度定期総会特別決議「ウクライナへのロシアの軍事侵攻に抗議し、即時停戦を求める決議」

総研いのちとくらし

掲載日2022年06月18日


2022年2月24日、ロシアはウクライナに対する軍事侵攻を開始した。ロシアは、これを、その前日に承認したウクライナ東部のドネツク、ルカンスク両州の親ロシア勢力が作った「人民共和国」の要請に基づくものとしているが、国連総会で圧倒的多数が非難したように、明らかに国連憲章に反する侵略行為であり、我々は決して容認できない。

ウクライナの戦争状態は長引いており、多くの犠牲者を出し、千数百万人、人口の4分の1のウクライナ国民が住む家を奪われている。たたかいが長引くことは、更に犠牲者が増えることである。我々は、人の生命を何より大切に考えるがゆえに、即時停戦とロシアが自国内に撤兵することを強く要求する。

一方、この事態を自由と専制のたたかいであるとして、たたかいを長引かせるかのような動きもあるとも伝えられているが、これは人の命を軽んずることにつながり、国際社会が一致してロシアの蛮行を制止するうえで有益ではない。

また、我が国ではこの事態を利用して「敵基地攻撃能力を具えよ」とか「核兵器の共有」とか、さらには「憲法をかえよ」など惨事便乗型の主張が現れている。我々はこうした主張は日本を戦争のできる国にしようという危険なものとして強く非難する。

当研究所は、いのちとくらしを守る立場から、日本国憲法を守り抜き、世界の平和のために、最善の努力を尽くすことを表明する。

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