日本医療福祉政策学会 第1回研究例会
総研いのちとくらし
掲載日2017年07月20日
当研究所理事の松田先生から日本医療福祉政策学会・第1回研究例会のご案内をいただいたのでお知らせいたします。
日本医療福祉政策学会ウェブサイトはこちら(http://jshwp.org/)
以下チラシより
現代の貧困と医療-医療を受ける権利の侵害と保障をめぐって
政府は皆保険体制の維持を繰り返し強調しているが、保険料の未納・滞納で保険証が渡されない人、窓口負担ができなくて医療機関へ行けない人など、経済的理由で医療を受けられない国民がすでに多数生まれており、皆保険の空洞化が進行している。医療機関へ行けないまま手遅れになり死亡するケースも全国で起きている。そうしたなかで、医療を受ける権利を守るための様々な取り組みも広がっている。例えば、無料低額診療の実施、国保法44条に基づく窓口負担の減免、77条に基づく保険料の減免、医療相談、生活保護申請への支援などである。
以上を念頭に、貧困による医療を受ける権利の侵害がどのように広がり、何が起きているのか、生活保護等の対応すべき制度はどう対応しているか、医療を受ける権利を守る取り組みはどのように進んでいるか、とくに無料低額診療はどこまで広がっていて、どのような役割を果たしているか、課題は何か、などを取り上げ、貧困と医療をめぐる問題と課題について議論を深めたい。
- コーディネーター・座長:横山壽一(佛教大学社会福祉学部)
- 報告1 現代の貧困と医療を受ける権利侵害の実態と課題
吉永純(花園大学社会福祉学部) - 報告2 低所得層の医療を受ける権利を守る取り組みの現状と課題-無料低額診療事業の取り組みを中心に―
岸本貴士(尼崎医療生活協同組合)(敬称略)
- 報告1 現代の貧困と医療を受ける権利侵害の実態と課題
- 日時:2017年7月30日(日)13時00分~16時00分
- 場所:立命館大学朱雀キャンパス 307教室(京都市中京区、JR二条駅徒歩2分)
(アクセス方法: http://www.ritsumei.ac.jp/accessmap/suzaku/)
*307教室のある3階までは、朱雀キャンパス千本玄関を入り、右手のエレベーターからのみ、アクセスができますので、そちらをご利用いただきますようお願いします。 - 参加料・参加申し込み:無料。資料準備の都合上できるだけウエブからの事前申し込みを1週間前までにお願いします(https://goo.gl/forms/83ldrbq0apDBOdZ73)。
- 主催:日本医療福祉政策学会
- 共催:立命館大学人間科学研究所 インクルーシブ社会・医療サービスプロジェクト
- 問い合わせ先:日本医療福祉政策学会
- 電子メール: office<@>jshwp.org (<@>は、@に置き換えてください)
- Fax: (075)320-1701 Tel: (075)202-8105。