『友愛社会とは何か―ヨーロッパから学ぶ社会像』
(非営利・協同総合研究所いのちとくらし ワーキングペーパーNo.2)
聖学院大学大学院教授 富沢賢治
発行日2010年03月01日
当研究所顧問の富沢先生による、「社会保障制度ワーキンググループ」報告です。
目次
- はじめに
- I 問題と問題解明の方法
- 1. なにを問題とするか
- 2.問題をどのように解明するか
- II 時代の動向
- 1. 世界の状況
- 2. アメリカ
- 3. ヨーロッパ
- 4. イギリス
- 5. 日本
- 6. 民間非営利組織増加の要因
- 7. 民間非営利組織の評価
- (1) アメリカでの評価
- (2) EUでの評価
- (3) CIRIECでの評価
- (4) フランスでの評価
- III 社会的経済の事例――モンドラゴン協同組合
- 1.発展の歴史
- 2.組織と運営の基本原則
- 3.1990年代以降の状況
- 4.発展の要因
- 5.ワーカーズコープ発展の基本的要因としての協同労働
- IV 社会的経済の理論
- 1. 「社会的」という言葉の意味
- 2. 社会的経済論の歴史
- 3. EUの政策としての社会的経済
- 4. 社会的経済論の社会認識
- 5. 社会的経済論の政策提言
- 6. 社会的企業の発展
- (1) 社会的企業という概念
- (2) 社会的企業の社会的位置と機能
- V 友愛社会の展望
- 1. 市場経済と労働の社会化
- (1) アダム・スミスと市場経済
- (2) マルクスの人間観と労働観
- (3) マルクスの未来社会論
- (4) 「労働の社会化」論
- 2. 生活の社会化と友愛社会
- (1) アソシエーティブ民主主義
- (2) アソシエーティブ経済
- (3) 労働運動の根本方針
- (4) 生活の社会化と友愛社会の成立
- (5) 労働の社会化を促進するための法制度
- 参考文献