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大学院「入院」生のための論文の書き方・研究方法論等の私的推薦図書(2005年度版,ver 7 転載)

二木立

発行日2005年04月01日

(出所を明示していただければ、御自由に引用・転送していただいて結構ですが、他の雑誌に発表済みの拙論全文を別の雑誌・新聞に転載することを希望される方は、事前に初出誌の編集部と私の許可を求めて下さい。無断引用・
転載は固くお断りします。御笑読の上、率直な御感想・御質問・御意見等をいただければ幸いです)


2005年4月2日 日本福祉大学大学院合同オリエンテーションの「おみやげ」

福祉マネジメント専攻の4月15日の「統一導入講義」で用いるので、必ず持参のこと。本講義への他専攻科・他研究科の院生の聴講も歓迎します。

主として「文科系」向きの概説書・入門書・教養書(合計161冊)を示し、専門書・研究書は略した。
テーマごとに、原則として、発行年が新しい順に示したが、複数のテーマにまたがる本も少なくな い(特に、論文の書き方と研究方法論)。
原著と文庫本があるものは、入手しやすさを考慮して、確認できた範囲で文庫本のみを示した。
◎・○・△は私が読んでの個人的好み・評価、無印は拾い読みのみ、…以下は私のコメント。
強調書体は私のお勧め本。●は2004年度版、★は2005年度版で、初めて紹介。
冒頭のH・M・K・T・Nは、それぞれ、平野隆之、牧野忠康、小泉純一、武川正吾(東大)、野 口定久、各氏の推薦。
大半は図書館(美浜本館&名古屋分館)にあるので、各自、手にとってみること。

注意・警告:文章・論文の書き方や調査法には「基本的ルール」があるが、読書法や研究法は研究者や分野によりかなり違うので、自分のフィーリングにあう本を選んで読み、「自分のスタイル」を身につけること。ただし、この種の本は各分野1~2冊読めば十分、沢山読み過ぎないこと。それよりも、自己の研究テーマ関連の優れた本・論文を精読し、論文の書き方や研究方法を「盗む」のが一石二鳥。

0.超必読書

1.文章・論文の書き方(43冊)

<文章の書き方の入門書・基本図書(学部レベル。文章の書き方に自信のない院生も読むこと)>

<文章の書き方の中・上級書(学部高学年~大学院レベル)>

<論文の書き方の基本図書(学部レベル。論文の書き方に自信のない院生は1冊以上必読)>

<論文の書き方の中・上級書(学部高学年~大学院レベル)>

<日本語の特性を理解しセンスを磨くための教養書>

2.読書法(関連)(11冊)

3.研究方法論(論理的思考法、情報収集・整理の技法、知的生産の技術等)(33冊)

4.プリゼンテーション・学会発表&ディベイトの技法、会議司会の技術(14冊)

<プリゼンテーション・学会発表の技法>

<ディベイトの技法、会議司会の技術>

5.研究・研究者の心構え(17冊)

<将来大学教授をめざす院生へ>

6.社会調査の入門書・副読本(24冊)

<量的調査>(参考書・教科書は山ほどあるので、文科系院生向きの代表的教養書のみ示す)

警告:「嘘には3種類ある。ただの嘘と真っ赤な嘘と統計だ。」(『マークトウェイン自伝』)

<質的調査(事例調査・フィールドワーク等)>

<事例調査の参考になるルポルタージュ・ノンフィクション論>(いずれも読み物としても面白い)

<「質的研究」の概説書・教科書>

7.英語力をつけるための本・雑誌(18冊)

警告:院生に必要なのは英会話力ではなく、英文読解力=速読&精読術!

<初学者向け>

<中・上級者向け>

<息抜きの本>

<博士後期課程進学希望者向き-より進んだ「継続は力になる」雑誌>

(2004.9.1~2005.3.1謹製)

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