いのちとくらし別冊No.4『病院再編の現実―医療機能分化の中でいのちをまもるために―』
- ISBN 978-4-903543-20-8
- 頒価 1部1,200円、20部以上は1部500円(+送料)
- B5判、120頁
発行日2023年05月25日
本書は2022年に実施した機能別5病院へのインタビューの考察をまとめた論文(初出機関誌81号)および5病院のインタビュー記録、医師の働き方改革に関する部分の座談会抄録(初出機関誌81号)で構成されています。
地域医療構想と診療報酬制度による誘導に対し、特に高齢・多疾患併存の患者が制度からすり抜けてしまうことを指摘し、そのような医療需要にも対応しようと努める現場の実情が明らかになっています。
別冊No.3『病院再編・専門医制度・医師の働き方改革―コロナ禍を振り返り医療提供体制を考える 付:イタリアの家庭医と日本の地域医療(東京・京都、2018年)』と合わせてご覧いただくことで、地域医療をめぐる現状がより明らかになるといえます。
目次
- はじめに(村口至)
- 第1章 地域医療構想がもたらすもの―5病院へのインタビューをもとに検証する(『いのちとくらし研究所報』81号転載)(眞木高之)
- 資料:診療報酬制度による病院機能の類型化
- 第2章 病院再編の現実―病院インタビュー
- 1.A病院:民医連としての高度急性期医療への挑戦
- 2.B病院:地域の中で、全床回復期にして
- 3.C病院:回復期で独自の地位を「小さな病院の大きな挑戦」
- 4.D病院:大都市でのケアミックスに挑戦
- 5.E病院:地方都市でのケアミックスの頑張り
- 第3章 座談会:専門医制度と地域医療構想(抄録)(『いのちとくらし研究所報』81号転載)(村口至、山本一視、山田秀樹、(司会)吉中丈志)